どちらかと言いますと当店はクラシックなスーツを作らせていただく事が多いのですが、今日ご紹介させていただきますお客様(T様)のスーツはクラシックではございません。
T様は学生時代にラグビーをされていて、今でもバリバリのラガーマン体型です。
前回お作りさせていただいた時は、クラシックなスーツだったのですが(確か就職活動用に作らせていただいたと記憶しています)、今回は社会人になられて、服装も自由のきく業界ということで前回とは全く違うスーツを作ろうということになりました(汗)。
T様のご要望はまず第一に、上下ともとにかくタイトに!!そして着丈は可能な限り短く。パンツも股上は可能な限り浅くです。
細かなディテールは、上衣はシングルの1ボタン。袖ボタンも1つ。腰ポケットはスラント。衿巾も細くです。
ボタンを外した時の衿のロール感もしっかり出して欲しいとの要望もありました。
(人体ではゆったりと着ている感じですが、T様は2回りくらいガッチリされています。)
サンプルの服を着ていただき、じっくりタイト感の確認をします。
”この位のタイト感でいかですか?”
”もっとタイトにして下さい”
”この位でいかがでしょう”
”もっとタイトにして下さい”
この会話が何度か繰返され、ゆとり量を決めました。ほとんどゆとりはありません(汗汗)。
そして仮縫い無しの1発仕上げです(汗汗汗)。しかも東京でお勤めですので仕上がりの確認ができません。
小心者の私は出来上がりのご着用を確認しないと心配で仕方がありません!!
T様には今日発送させていただきます。
”どうか気に入っていただけますように”(祈)。
かつ店
2008年01月30日
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