『パターンオーダー』や『イージーオーダー』ではスタイル見本が用意されていますので、好みのデザインを選び、サイズ調整をすればいいわけですが、『フルオーダー』ではテーラーに好みをしっかり伝える必要があります。
作りたいスーツのイメージが出来ていても、いざ言葉で伝えるとなると難しいものです。
テーラーがスタイル見本を用意していれば、それをベースに話を進めることができますが、そのイメージが違っている場合は、自分の言葉で伝えなければいけません。
もし上手く伝えられそうにない場合は、もう一度出直すのも良いと思います。テーラーに押し切られて(笑)、思っていたのと違うスーツを作ることになっては何の為のフルオーダーか分からないですからね。
その場合、言葉で伝える以外の何か違う材料を用意するのが良い思います。
例えば、画像の持込みです。雑誌の切り抜きでも、ホームページの画像でも何でもOKです。数点用意して「この画像のここと、この画像のここ」などと寄せ集めでもいいです!Part1でも書きましたが、テーラーとイメージをすり合わせることがとても大事なので、その為には言葉より具体的な画像等がより有効です。
手持ちのスーツで一番気に入っているのを着ていくというのもテーラーにとっては分かりやすいです。
ただテーラーによっては『ハウススタイル』というお店のスタイルがあり、全てを受け入れてもらえない場合もあります。
そう言ったロスを防ぐ為にも、お店に行く前にオーダーの自由度を確認しておき、自分のイメージするスーツを作ってもらえそうか聞いておくのがいいでしょう。
OKならば、後は準備です!!
『素材感・色目が分かる資料』、『スタイルが分かる資料』、『サイズ感が分かる資料』これだけ揃えておけば大丈夫です。
専門的な用語で説明する必要は全くありません!
「こんな感じの素材で、色はこんな感じで、こういうデザインで、このくらいのサイズ感で」と伝えればお客様としては十分です!!
後はテーラーの反応を見て、問題なさそうなら”GO!”です(笑)上手く伝わらないようなら他を探しましょう(笑)。
冗談っぽく聞こえるかもしれませんが、ここのところは凄く重要です!
仮縫いでデザイン・シルエットを確認できますが、不満点は遠慮せずにどんどん言いましょう。
仮縫いで修正されなかったことは、そのままの状態で出来上がってきますので、遠慮せずに要望して下さい。
もう一度修正後の状態を確認したい場合は、『再仮縫い』という手もありますのでテーラーに相談してみて下さい。(その場合追加の料金が発生するのが一般的です)
いずれにしましても、イメージ通りのスーツを仕立てる為には注文時にどれだけテーラーとイメージを擦り合わせることが出来るかにかかっています。言葉だけではなかなか上手く伝わらないということを理解した上で、テーラーとイメージを共有できる画像などを持ち込み、ご注文されることをお勧めいたします。
その際、資料はテーラーに預けて下さいね!!
2015年03月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/115273485
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/115273485
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック