最終回の今日は、最後の一型、”ブリティッシュモデル”をご紹介させていただきたいと思います。
ブリティッシュモデルはニューモデル3型の中で一番開発に時間を費やしたモデルです。
このモデルの特徴である構築されたショルダーライン、胸のドレープ、絞りを強調したウエストライン等をしっかり表現するには、裁断、縫製、付属のマッチングが全て上手くいかなければいい商品が出来上がりません。
この”ブリティッシュモデル”は、マスターパターンの作成にも時間をかけたのですが、それ以上にファクトリーとの縫製の打合わせ、サンプルの検討、そして修正に十分に時間をかけました。
ブリティッシュモデルは縫製技術を要するため、単に裁断をしたものをファクトリーに流し、縫製してもらえばいい、という風に簡単にはいかないのです。
デザイン面におきましても、ニューモデル3型の中でこのブリティッシュモデルが一番デザインを全面に打ち出したモデルになっています。市場ではクラシコタイプのスーツが中心のため、このブリティッシュモデルはとても新鮮に見えてきます。




(画像は3釦(3B×1)ですが、この他に2釦(2B×1)、ダブル6釦(6B×2)もご用意しております)
画像にありますように、標準では胸ポケットはストレートポケットに、腰ポケットはスラント(斜め)のチェンジポケット付きにして”ブリティッシュモデル”独自のデザイン提案をしておりますが、胸ポケットをバルカに変えたり、腰ポケットをストレートにしたりチェンジポケットを無しにしたりといったご変更はご自由にしていただくことが出来ます。
着こなしとしては、クラシコモデルはジャストサイズのフィッティングが見た目にも綺麗ですが、このブリティッシュモデルは、少しタイトに着ても、少しゆとりを持たせて着ても着こなしとして成立するように思います。私はこのモデルは、いつもよりは少し上着にゆとりを持たせ、パンツのシルエットもいつもより巾を出して着たいと思います。
このブリティッシュモデルには、英国製などの打込みのしっかりとした重厚感のある生地が相性がいいように思います。ライトウエイト素材とはまた違った着心地が楽しめて新鮮に感じていただけると思います。
シリーズでご紹介させていただきました3つのニューモデル、いかがだったでしょうか。三者三様、それぞれのモデルに特徴があり、違った雰囲気を持ち合わせています。そこにお客様のエッセンスが加われば、さらに味い深いオリジナルのスーツが出来上がります。
以上でシリーズでお送りしてきましたス・ミズーラ、ニューモデルのご紹介を終わらせていただきます。長期に渡り長々とした(笑)ご説明におつき合いいただきまして誠に有難うございました。ついつい力が入ってしまいました(笑)。お許し下さい。
P.S スミズーラ以外のお仕立でカスタム、ハンドメイドはこのカテゴリーでご紹介いたしておりますのでよろしくればご覧ください。
かつ店
都内で10着程、3店舗でイージーオーダー、パターンオーダーを経験しましたが、なかなか思うようなスタイルができなくて、自分の望むような提案をしてくれるテーラーはないものかと色々さがしておりました。
”ブリティッシュモデル”最高です!!
ただ・・・心斎橋まではちょっと距離が遠すぎて。
今後東京で受注会等が開かれることを願っております。。
いつもブログを読んで下さっているのですね、こういうお言葉をいただくとブログを書く励みになりとても嬉しいです。
東京―心斎橋、遠いですよねぇ(汗)。
大阪にご出張の際にお立ち寄りになられる東京のお客様もおられるのですが、東京で受注会とまではまだまだ・・・。
大阪にお越しの際は是非お立寄くださいね。お待ちしております。
これからもどんどん情報を発信して参りますので、ブロブご覧になってくださいね(スマイル)。
かつ店
これからもブログでの情報発信、楽しみにしています!