先日のブログで、今年の注目素材として「ソラーロ(サンクロス)」をご紹介させていただきました。今日はそのソラーロを、もう少し詳しくご紹介させていただきます。
Solaro(ソラーロ)は、別名Sun Cloth(サン・クロス)と呼ばれる伝統的な綾織りの織物です。
タテ糸とヨコ糸に違う色を使って織るため、見る方向によって玉虫調に見えるところがソラーロの大きな特徴です。表題には「春夏の・・・」書きましたが秋でもご着用いただける素材です。
ただ、色目が独特ですので、ビジネスユースではあまり馴染みのない素材かもしれません。また、ソラーロのことを『洒落者の素材』なんて表現しているのを目することもありますので、「自分にはちょっと無理」と思われている方もおられるのではないでしょうか。
でも実はソラーロには落ち着いた色目もありますので、その辺もご紹介させていただきたいと思います。
ソラーロの代表的な色目は、タテ糸に緑や褐色系の糸を使い、ヨコ糸に赤色系の糸を使ったものです。(下の画像)
この色目がソラーロの定番色ですが、メーカーによって色使いが少しずつ違い、赤味が強く見えるもの、緑味が強いもの、ベージュが強いものなど、各社各様、微妙に違いがあり、そこがまたソラーロの色を選ぶ時の楽しさでもあります。
最近、メーカーによっては、ヨコ糸にオレンジやイエロー、パープルといった色糸を使い、伝統的な素材にトレンドを織り込んだ色出しをしています。
こちらの『ロロピアーナ』のソラーロはビジネスでもお召しやすい色目です。
例えば、左下の生地は、タテ糸にパープル、ヨコ糸に明るめのネイビーを使いヘリンボーンに織られています。一見無地のライトネイビーに見えますが、見る角度によっては少しパープルがかって見えたりします。
こちらは『DRAGO(ドラゴ・伊)』のソラーロ見本です。
『ウイリアム・ハルステッド』の英国製ソラーロです。しっかりした生地感です。
『ドラッパーズ(伊)』のソラーロです。
『スミス・ウーレン(英)』のソラーロです。こちらもしっかりとした生地感です。
伝統的素材でありながら新しさを感じる『ソラーロ』。
是非ご覧いただきたいと思います。
