夏に向けてのスーツに、おすすめの生地をいくつかご紹介させてただきます。
@CANONICO『SUPER FINE KID MOHAIR』(カノニコ/スーパーファインキッドモヘア)
84%Wool & 16%Kid Mohair 230g/m
16%のキッドモヘアが入ることにより、ハリ・コシ・シャリ感が強く、シワになり難いのが特徴です。
ベタつき感がなくサラリとした生地感です。
A葛利毛織『Summer Gentry Cloth』(サマージェントリークロス)
221g/m〜
日本の気候を考えて織られた『サマージェントリークロス』には、100%ウールの他、ポリエステル混、キッドモヘア混がございます。いずれもシワになり難くサラリとした生地感が特徴です。
BCERRUTI『ITRAVEL』(チェルッティ/アイトラベル)
100%Wool 230g/m
『アイトラベル』には2種類のコレクションが入っていますが、その中の平織り230g/mは生地にシャリ感があり、サラリとした清涼感があります。
暑い日本の夏を、少しでも快適に過ごすには、素材選びが重要になります。
今日ご紹介しました生地は、サラリとした生地感が特徴のものを選ばせていただきました。
また夏場のスーツは生地ウエイトが軽いだけでなく通気性も大切です。そのためには平織りの生地をおすすめいたします。
また、モヘア混や強撚糸など、サラリとした生地感のある素材も涼しく感じます。
作りにおいては、適度なゆとりを入れる、不要な内ポケットなどを省き少しでも軽く薄くするといったことも涼しさにつながります。
夏でもスーツをご着用される方のお役に立てればと思います。ご参考にどうぞ。