お直しにもいろいろありあすが、今日はその中で ”難易度1、所要時間5”(5段階評価)の裏地取替えについて書かせていただきたいと思います。
”表生地は新品同様、全然大丈夫だけれど、裏地が先に傷んでしまった”
”形見分けのスーツでどうしてもきれいに直して着たい!”
”気分一新裏地を取り替えたい!”
”しまった!派手過ぎた!”
などなど、裏地の取替えのご依頼はちょくちょくございます。
技術的には難しいお直しではないのですが、少々お時間がかかります。でも仕上がると新品の様になりますので、お客様にもご満足をいただいております。
裏地交換の作業風景です。
この画像からは、何をやっているのか分かりづらいですが(笑)、”何だかややこしそうだな”という雰囲気が伝わるかと思います(笑)。
裏地の交換は、それに付随するポケットの玉縁、フラップ、袋地、ペン差し等すべて作り替えます。ですので、裏地をペロッとめくって、新しいのをペタっと貼って出来上がり!とはいきません(笑)。イメージ的には裏地の交換と言うよりも、裏の作り替えと言った方が作業内容と合致します。
お時間のかかるお直しですが、思い入れのあるスーツを新しい気持ちで着ていただける事は私どももとても嬉しい事です。
「大切なスーツだけど、裏がボロボロでもう着れないなぁ。どうしよう。」とお悩みの方は、是非一度ご相談いただけたらと思います。
かつ店
2009年01月20日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/25702897
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/25702897
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
デュプイかアノネイか、どちらの方が良いですか?
アノネイには光沢感がありますし、デュプイは色の入り方がいいように思います。しかしこれも私の主観ですし、やはり現物を見られて違いを見られるのが一番ではないでしょうか。革を選べて楽しめるのもパターンオーダーの楽しみだと思いますよ。
かつ店