2009年03月02日

シリーズ!オーダーシャツお仕立説明 & 衿型紹介(”ロール感のあるボタンダウンカラー”Part2)!!

シリーズ最終日の今日は、ちょっぴり実践編、かなり長編でいきたいと思います(笑)。よろしくお願いします!

今回は、Part1(前回)とは違う数値指定をし、また仕様にもこだわりましたボタンダウンカラーシャツの出来上がりをご覧いただきながら、前回との違いをご説明させていただきたいと思います。

まずは画像4点をご覧下さい。

2009.3.2-1.jpg 2009.3.2-2.jpg

2009.3.2-2.jpg 2009.3.2-4.jpg

このボタンダウンシャツのサイズスペック次のようになっています。

・ネックサイズ:43.5センチ(前回は38.5センチでしたので、5センチ大きいネックサイズです)
・ポイント(衿の長さ):11センチ(前回は10.5センチでした)
・衿の開き:14センチ(開きは前回と同じです)
・衿山(衿越し):4.5センチ(前回は4.7センチでした)
・前衿台に丸みをつけて、タイスペースは前回と同じ、ボタンホールは斜め
・カフスはカーブを付けています
・釦は当店自慢のオリジナル白蝶貝(ひつこいですね・・・笑)
というサイズスペック&仕様です。

衿山は前回より2ミリ低いのですが、ネックサイズが大きいので錯覚でそれ以上に低くなったように見えますが、4.5センチという高さは決して低いわけではありあません。

前衿台の角を丸く仕上げましたが、印象はいかがですか? 襟元がやさしくなったでしょう! わずかなことなのですが、これだけで衿元の印象がかなり違って見えます。シャープさをだすのなら前回のように角ばらせるといいと思います。

ロール感はいがでしょうか?
衿の開きをそのままにし、ポイント(衿の長さ)を長くしました。ということは、その5ミリ分がロール感としてでてくることになる、ということになります。ロール感を出すのはそれだけが全てではありませんが、数値指定においては重要なポイントになります。(ネックサイズが大きいので、衿の開きが前回のシャツに比べて狭く見えますが同じ開きです)

それと今回のシャツは、ネクタイを締めるシャツではなくノーネクタイを前提にし,襟元のボタンと第2ボタンの間隔を通常より2cm広く取っています。ボタンを外した時に胸元が前回のシャツより少し開く感じにするのがねらいです。また前回のシャツに比べて襟の羽根外側ラインもほんの少し刳っています

続いてこちらの2枚の画像をご覧下さい。

2009.3.2-5.jpg 2009.3.2-6.jpg

前回ブログでご紹介しましたシャツと今回のシャツの写真を並べてみました。
ネックサイズの違いや、襟の細かい部分の数値を少し変えたり、カーブを少し変えたりすると、襟の雰囲気が変わるのが写真でお解かり頂けると思います。

ヨークの部分をご覧下さい。
右側のピンクのストライプシャツはスプリットヨークにしていますが、左側のブルーのストライプシャツは一枚ヨークで仕上げています。
このブルーの生地はツイル系で艶感が強く少し色気の感じられるタイプの色柄ですので、マッチングを考えて全体の雰囲気を更にイタリア的なディテールにするために、あえてお客様のご希望でヨークは一枚物で仕上げています。
(このヨーク部分の仕様もお好みで選んで頂けますのでオーダーの時にご希望をおっしゃって下さいね!)

また、この2枚 ”何か他のボタンダウンと雰囲気がちがうな”と思われませんでしたか?
そうなんです、このシャツはボタンダウンですが、前立が裏前立になっています。胸ポケットも取っちゃってます!本来はカジュアル色の強いポタンダウンに、エレガントなディテールを取り入れています。この辺りがフルオーダーならでわのこだわりです!あまりカジュアルし過ぎないすっきり目のパンツに革靴。そんな着こなしが似合いそうですね。

さらに、写真のヨーク内側部分を良くご覧頂けると、皆様何か他にもお気づきになられますか?
ブルーのシャツには当店のネームタグが付いていないと!!!!
如何してだろう?と思われると思いますが秘密は下の写真です。

2009.3.2-6.jpg

通常仕様のヨークの内側に付けずに裾の前立て裏に付けています。
シャツを素肌に着られる場合肌が敏感な方などはヨークにお付けすると、シャツ生地との違いを感じられるお客様が稀にございます。そういった場合、今回のように裾にお付けする事によりその違和感を解消することが出来ます。フルオーダーの場合こういった細やかな対応も可能です。
(今回はお客様のご希望であえて生地のメーカーネームは付けていませんが、生地メーカーネームもこちらに縦に並らべてお付けする事も出来ます)

このような細かい部分でもお客様のこだわりを入れ、オンリーワンの物にアレンジして楽しめる! 正にフルオーダーシャツの面白味であります。

シリーズでご紹介した今回のロール感のあるボタンダウンだけでなく、下の写真の衿型サンプル群のようにワイドやセミワイドでも、立体的なロール感や雰囲気のある衿型作りにもこだわり、当店のフルオーダーシャツは展開しております。
是非お店でサンプル等をご覧頂き、お客様のこだわりを聞かせていただければと思っております。

2009.3.2-8.jpg

最後になりましたが、今回のオーダーシャツ3回シリーズ、毎回長編でしたが、お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

お客様にお伝えしたいことをあれもこれもと思うと、どうしてもこのような形に・・・しかし、シリーズはまだまだ続きます(笑)。次回は3月中旬に予定しています。

何が飛び出すか,どうぞお楽しみに!!

かつ店
posted by Tailor KATSURA at 15:13| Comment(2) | TrackBack(0) | シャツ
この記事へのコメント
R台場と剣先台場とでは、耐久性に差がありますか?
よろしくお願いします。
Posted by 室町 at 2009年03月07日 03:52
室町 様

お返事遅くなりまして申し訳ございません。

R台場と剣先台場の耐久テストみたいなもは今までにやった事がないので、ちょっとお答えしにくです。

表地を多く使用している分R台場かもしれません?

すいません、、お答えになっていませんね。
Posted by かつかつ at 2009年03月10日 16:21
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