当店の縫製仕様は大きく”ファクトリー縫製”と”職人によりますハンドメイド”の2つに分かれます。そして、そのパターン上、縫製上の制限や、縫製の組み合わせによって、”ス・ミズーラ”、”カスタム”、”カスタム・スペシャル”、”ロイヤル”の4つのクラスに分かれています。
それでは、それら4つの縫製仕様がどのように違うのか、4日間に渡って1つづつ詳しく説明させていただきたいと思います。
まず今日は、当店で若い方や初めてオーダースーツをお作りになる方に人気のあるス・ミズーラをご説明させていただきます。
<ス・ミズーラ>
ス・ミズーラの縫製はファクトリー縫製で、国内トップレベルの縫製工場を使用しております。クラシコイタリアテイストで、オーソドックスで癖のないスタイルを特徴としています。
当店が作成しましたオリジナルの型紙をベースに、お客様のサイズやお好みを反映しそこに体型補正を加えてお客様一人一人の型紙を作成いたします。また体型補正には制限は無く、ミリ単位の複合補正も可能です。
ス・ミズーラはパターンオーダー的な要素もございますが、当店のス・ミズーラの一番の特徴は何と言っても仮縫いをする事が出来ることです。
仮縫いとは、本縫いまでにサイズ、デザイン、補正などを確認する行程のことで、ご注文をいただいた生地をお客様の型紙で裁断し、しつけ糸で仮り付けしたものをお客様に着ていただきます。仮縫いが終わりますと、お洋服は一旦ばらばらにし、修正した新しい型紙で裁断し直します。

ス・ミズーラは価格的にも4つの縫製仕様の中で最もこなれていますので、オーダースーツを初めて作られる方や、生地を決めてすぐ縫製する”直縫い”に不安な方には、仮縫いの出来るこのス・ミズーラをお薦めしています。
ゲージサンプルを40〜56までの9サイズ、型はシングル2B×1、3B×1、3B×2、ダブル6B×2の4型ご用意しておりますので、ご来店時にご着用していただき、サイズ感やデザインをご確認していただく事が出来ます。オーダースーツが初めての方でもゲージサンプルをもとにお話を進めさせていただくとイメージに近いスーツをお作りする事ができますのでご安心してお作りいただけると思います。

(この上衣は実際にス・ミズーラのゲージとして使用しているものです。型はシングル3B×1です。ゲージですので補正等は入っておりません。)
また、デザイン面においても衿幅の変更やゴージラインの上げ下げ、ボタン位置の変更等フルオーダーに近い感覚で変更が可能です。ディテールにおきましては、本切羽、台場、AMFステッチ(フロント、上衿、腰P、胸P)、本水牛ボタン等標準仕様となっております。
縫製工賃:¥54,000(税込)、仮縫付は別途¥16,200
お仕立上り価格:¥74,800〜(仮縫なし、税込)
次回は当店のカスタムクラスのお仕立ての詳しいご説明をさせて頂きます。
質問なのですが「出来上がりまで」のページを拝見しますと「スミズーラはハンド&マシン縫製」と書いてありますが、具体的にはどの部分がハンドでどの部分がマシンなのでしょうか?
それとスミズーラの場合、芯地は何を使用するのでしょうか?
ス・ミズーラにおけるハンドの部分についてご説明させていただきます。ス・ミズーラの胸ポッケットはバルカになっておりハンドでお作りしております。ボタンのクロス止めはハンドで付けております。またご要望により有料にてAMFステッチをハンドステッチに、ボタンホールをハンドでかがらせていただいております。まとめの部分はハンドでさせていただいております。また衿の殺しが難しい素材などは手アイロンで衿殺しを行っています。
次に毛芯ですが、毛芯は国内外の本バス毛芯を使用しており、表地の特性等を考慮して選んで使用しております。
ス・ミズーラはファクトリー縫製で一部分ハンドの部分がある縫製ですが、HP上の表現がわかりにくい表現でしたので合わせて訂正させていただきました。
よろしくお願いいたします。
関西在住で色々なところでオーダースーツを誂えましたがしっくりきませんでした。
早速ですが質問させてください。
@身長158 体重50なのですが、ス・ミズーラで対応は可能でしょうか?
A縫製工賃 ¥52.500とありますが、生地代込みでこのお値段でしょうか。
拙い質問で申し訳ございませんが、ご回答のほどよろしくお願いします。
はじめまして
ご質問のお答えですが、
@大丈夫です。
A生地代は別になっております。生地込みのいわゆる出来上り価格は、¥68,250〜となっております。
仮縫いは別途¥10,500になります。
よろしくお願いいたします。