2007年08月10日

当店のお仕立て説明Part4

最終日の今日は、当店の最高仕立てであるロイヤルをご説明させていただきます。

ちなみに、以前の写真もそうですがクリックしていただきますと大きくご覧にいただけます。

"ロイヤル"
ロイヤルの縫製は職人によりますハンドメイド縫製です。ロイヤルクラスの特徴は、何と言っても、全てにおいて制限が無く、完全にお客様独自の仕様で1着を仕立て上げるところにあります。自店併設の裁断室で職人が型紙を一から起こす完全なるフルオーダーであり、縫製においては衿芯も職人が手でハ差しを行うハンドメイドの丸縫いです。

肩のイセ量は最低でも2センチは入れて、前肩に仕上げていきますので、肩に沿い、非常に軽く、着易い仕上がりとなります。また毛芯はすべてイタリア製部材を用い、当店の縫製に合ったオリジナル毛芯に仕立てて使用しています。

当店のこのクラスはハウススタイルを前面に打ち出すやり方をとっておりません。お客様との打ち合わせの中でしっかりご希望をお伺いし、クラシコ系から英国調まで全てに対応していきます。パターン、縫製共に当店の技術を余す事なく盛り込んだ、当店の真骨頂です。

1187.jpg 1189.jpg

ご紹介させて頂いた上衣は3B×1と2B×1ピークドラペルでいずれもロイヤル縫製です。この2点は私の着用品の為、反身補正と撫肩補正がはいっています。少し人体に乗り難くなっています。共にフラノ素材ですので肩のイセは2.5センチ入っています。

縫製工賃:¥145,800〜(税込、仮縫い付)


4日間に渡り、当店の4つのお仕立ての違いをご説明させていただきましたが、おわかりいただけましたでしょうか?まだまだ不十分でわかりにくい部分もあるかと思います。お客様にとりましては最も知りたい部分であるにもかかわらず、なかなかうまくご説明ができていませんでした。また、お客様がお仕立てを他店と比較される場合においても、お店ごとにそれぞれご説明の仕方も違いますので、頭を悩まされることだと思います。
今回の当店のお仕立て説明でわかり難い部分等がございましたら、ブログのコメント、もしくは個別にメールいただければご返答させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。



予告編:最近、英国調の・・・というご要望が多くなってきております。後日、”砂時計シェープ”シリーズといたしまして、以前にブログで仮縫いでのご紹介させていただいた"トニックのサンプルスーツ"と、当店のお客様のスーツで現在中縫い中の模様ををアップする予定です。
posted by Tailor KATSURA at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | クラス別お仕立説明
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/4984667
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック