2012年05月16日

2012お仕立説明 Part9『当店のCustom(カスタム)仕立の概要・特徴』

Part5〜8までは、『フルオーダー』に関する内容で書かせていただきました。

今回は、当店のオリジナル縫製仕様である『Custom(カスタム)』仕立についてご説明させていただきます。

先のブログでご説明させていただきました『ス・ミズーラ』は、『クラシコ』『ブリティッシュ』『ナポリ』の3つのモデルをご用意し、お好みのモデルをベースにお作りさせていただく縫製システムで、フルオーダーに近い体型補正・シルエット修正が可能なのが特徴でした。

そしてこの『カスタム』仕立は、その『ス・ミズーラ』ではカバーすることができないご要望にお答えすることができる、より自由度の高いオーダーシステムです。

ではどういった場合に『カスタム』仕立にさせていただくか、いくつかの例をご紹介させていただきましょう。

ーー【デザイン的に『ス・ミズーラ』では変更点が多くなる場合】ーー
『ス・ミズーラ』でオプション料金が発生するデザイン変更をいくつかされますと、型紙的にもお値段的にも『ス・ミズーラ』をベースにお作りいただくよりも、新たに型紙を作成した方がいいという場合がございます。こういった場合『カスタム』仕立でご対応させていただいております。

ーー【サイズ的に『ス・ミズーラ』の範囲に収まらない場合】ーー
『ス・ミズーラ』の対応寸法は、例えば胸回りでは、ヌード寸法で約86〜110センチがサイズ的に対応範囲となります。このサイズより小さい方、また大きい方の場合は、別途型紙の作成が必要となります。この場合『カスタム』仕立でご対応させていただいております。

ーー【デザイン見本から型紙作成する場合】ーー
デザイン見本として画像やスーツをお預かりし、型紙作成が必要となる場合、『カスタム』仕立でご対応させていただいております。
例えば、昨年の11月21日のブログでご紹介させていただきました『ノーフォークジャケット』(こちらからご覧いただけます)は『カスタム』仕立でお作りさせていただきました。

『カスタム』仕立は、よりフルオーダーの『ロイヤル』仕立に近い感覚でご注文いただけるシステムですが、縫製はマシンメイド(工場縫製)となり、フルオーダーの『ロイヤル』仕立とは異にするものです。

『カスタム』仕立は、デザイン、シルエットにおいては『ス・ミズーラ』よりも、よりフルオーダーに近い、自由度の高いオーダーシステムとなります。
posted by Tailor KATSURA at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | クラス別お仕立説明
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