『クール・ビズ』がすっかり定着し、『ノータイ』が社会的に認められるようになり、夏場のビジネスマンの姿はすっかり様変わりしてしまいました。
半袖シャツにノータイ姿。鎧と兜を取られてしまった武士ようで、何だか気が抜けて見え、寂しい気もします。
会社によっては「×月×日からネクタイは禁止」という厳しいところもあるようで、「実はちょっと困っているんです・・・」というお客様もおられるのも事実です。
それは単に「何を着ていったらいいか分からない」とお困りなのではなく、仕事にスーツを着て行くことがお客様のリズムであり、そのリズムが壊されてしまうのが困るということなのです。
スーツには『ON(緊張)』と『OFF(リラックス)』を上手に切り替えてくれる、『スイッチ的な役割』があると思います。
スーツを着ることで気分を仕事モードに切り替え、家に帰りスーツを脱ぐことによってリラックスする。
緊張があるからリラックスできる。リラックスできるからまた緊張することができる。
『緊張』と『リラックス』の上手な切り替えです!
そのリズムを強制的に断ち切られると「困ってしまう」となってしまうのです。
確かに夏の大阪はクソ暑いです(笑)。「ネクタイなんかしてられるか!」という気持ちもよくわかります。
しかし行き過ぎると本来のスーツの意味がなくなってしまいそうに思います。楽な方へと進んでいくと、後戻り出来なくなってしまいますので、ちょっと不安に思ってしまいます。
『半袖シャツにノータイ姿』、これはどう見てもリラックスした姿にしか見えないのですが・・・。
いかがなものでしょか?
スーツには気持ちを奮い立たせてくれる力があると思います。それが誂えたスーツならなおさらです。
スーツに着替え、ネクタイのノットを”キュッ”と締めて気合いを入れる。気持ちを”オン”にするいいスイッチだと思います。
昨今の社会的状況もありますが、夏場も可能な限りがんばって(笑)スーツを着ませんか!
2012年07月15日
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