3月2日のブログで、パターンオーダーシャツの『2WAY仕様』をご紹介させていただきましたが、その後、お客様から『2WAY仕様』のお問い合わせを多数いただきました。
ちょうど『2WAY仕様』のサンプルが出来上がってまいりましたので、通常のシャツとの違いを画像でご覧いただきたいと思います。
その前に少し『2WAY仕様』の説明をさせていただきます。
『2WAY仕様』は、クールビズなどのノータイ時に、フロントボタンを外した時でも前立てが折れ曲がりにくくした仕様です。前立ての裏側に接着芯を貼り、裏側の生地巾を広くして、前立てに強度をもたせ折れ曲がりにくくしています。ですので少し前立てが固くなっています。前立てが柔らかくて折れ曲がらないのが理想ですが、物性的にそれはちょっと無理なので、着心地への影響を最小限にとどめた所で設計されています。
それでは『ノーマル仕様』と『2WAY仕様』の画像をご覧下さい。
まずは、フロントのボタンを全て止めた状態です。
生地の違いなどにより、衿型が違って見えますが、同じ『ホリゾンタル(ワイドより衿が広がったタイプ)』です。サイズも一緒です。
次に、台衿のボタンを外した状態です。
左のシャツが『ノーマル仕様』。右が『2WAY仕様』です。
『ノーマル仕様』は第一ボタンの上が折れていますが、『2WAY仕様』はエッジがピンと立っているのがご覧いただけると思います。
『2WAY仕様』は前立てがアールを描きながら外側に開いています。
角度を変えて。
続いて、第一ボタンまで外した状態です。
角度を変えて。
『2WAY仕様』は前立てのエッジが折れ曲がらずに綺麗な曲線を描いています。
ただ、今回ご覧いただきました2枚のシャツは、未着用、未洗濯の新品の状態のものをご覧いただきました。洗濯後の状態も気になるところでございますので、後日ご紹介させていただこうと思っています。
ネクタイを外した時の衿元は、「少しクッタリ感が出た方がいい」という方と、「折れ曲がらずにアールを描いた方がいい」という方と、意見の分かれる所であり、どちらが正解ということはございませんが、お客様からご要望の多かったところでもございますので、是非一度お試しいただき、その違いをお確かめいただきたいと思います。
2014年04月15日
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