2008年08月06日

ス・ミズーラ、ニューモデル登場『ナポリモデル』!!

今日はニューモデル3型のうち、”ナポリモデル”をご紹介させていただきたいと思います。

ナポリモデルは前回ご説明させていただきました”クラシコモデル”や、次にご紹介させていただきます”ブリティッシュモデルの基本の設計の部分で大きく異なっている箇所があります。

その第一は、肩パットを抜いている点にあります。いわゆるノーパッド仕様です。そして袖付けは”クラシコモデル”のロープドショルダーとは異なり、マニカカミーチャ(シャツ袖仕立て)仕様になっています。

デザイン的には肩線をバックシームにし、肩ごかしに総ステッチをほどこし、見た目にも”クラシコモデル”と差別化を計っています。

”クラシコモデル”がオーソドックスなクラシックなデザインだったのに対し、”ナポリモデル”は肩回りのコンフォートさに重点をおき、デザインにおいては少し主張したモデルに仕上げています。

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(画像は2釦(2B×1)ですが、この他に3釦(3B×1)もご用意しております)


”ナポリモデル”を羽織っていただくと、まず最初に”軽い!”と感じていただけるはずです。羽織った感じも他のモデルと違った感じに仕上げています。

”ナポリモデル”はジャケットに相性のいいモデルです。休日に”リラックスしたジャケット”を、という方にお薦めです。

コンフォートさに重点を置いたこのモデルは必要以上に余裕を持たせなくても、ジャストフィットで着ていただければ持ち味のでるモデルです。

デザインは、ゴージの角度やフロントカットの大きさなど”ナポリモデル”専用にバランスをとってデザインをしています。
例えば、胸のバルカポケット、”クラシコモデル”と”ナポリモデル”では少し形状を変えています。

もちろんクラシコモデル、ブリティッシュモデル同様、衿巾や釦位置の変更、ゴージの上げ下げ等はご指定いただけます。

”クラシコモデル”がベーシックであるとすれば、”ナポリモデル”はコンフォートというイメージです。

次回最終回は、”ブリティッシュモデル”をご紹介させていただきます。

かつ店

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2008年08月03日

ス・ミズーラ、ニューモデル登場『クラシコモデル』!!

すっかり間が開いてしまい申し訳ございません(謝)。
”・・・?”の方もおられると思いますので、簡単に今までの経緯をご説明させていただきたいと思います。
(Part1は2008.6.8の、Part2は2008.6.16のブログに書かせていただいています。共にスーツカテゴリーです)

当店のス・ミズーラは、自社開発の独自のパターンを使ってお客様を採寸した裁断士が補正を入れて裁断(もちろん仮縫いも出来ます)し、それを工場で縫製するというシステムなのですが、この度その”クラシコ・モデル”のマスターパターンをリニューアルすることになりました。と同時に、新しく”ナポリ・モデル”、”ブリティッシュ・モデル”の2つのモデルのマスターパターンを開発し、新しい2つのスタイルを加え3つのモデルでス・ミズーラをご提案させていただく運びとなりました。

以上が今までのブログの流れです。なかなか準備がはかどらず、間が開いて読み難いブログになってしまい誠に申し訳ございませんでした。

それではリニューアルいたしました”クラシコモデル”、そしてニューモデルとして新たにラインナップに加わりました”ナポリ”、”ブリティッシュ”の両モデルを日を分けてご紹介させていただきたいと思います。ご説明させていただきます内容は各マスターパターンの特徴を中心に書かせていただいております。

まずは当店のス・ミズーラの概要からご説明させていただきます。

当店のス・ミズーラはそのマスターパターンに対しフルオーダーに近い感覚で体型補正、デザイン、シルエット修正が可能となっております。そしてその型紙作成は、実際にお客様をご採寸いたしました裁断士(カッター)が責任を持って行います。またお客様の様々なご要望に対しては営業スタッフが責任を持ってお伺いし(裁断士も一緒にお伺いする事もございます)、そして裁断士と十分確認を取った上で裁断にかからせていただいております。お客様の様々なご要望を的確に型紙に再現出来るようにスタッフ一同心掛けておりすのでどうぞご安心下さい。

まず今日はニューモデル3型のうち、”クラシコモデル”をご紹介させていただきたいと思います。

新しくなりました”クラシコモデル”の画像です。ご覧下さい。

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(画像は3釦(3B×1)ですが、この他に2釦(2B×1)、ダブル6釦(6B×2)もご用意しております)

クラシコモデルは前回のモデル同様、クラシックなデザインを基調としたオーソドックスなモデルです。特にデザインを強調したりはせず、着られた方にすっと馴染んでいくスーツを目指しました。

かと言ってデザインにめりはりが無いという訳ではありません。ウエスト部分は前作よりもシェイプさせており、ゴージの位置も高目に設定しています(もちろんゴージの高さはお客様のお好みに合わせて変える事ができます)。
デザインのアクセントとして袖付けはロープドショルダーを基本としておりますが、こちらはナチュラルショルダーをお選びいただくことも可能です。また衿巾、釦位置などもお好みで変える事が出来ます。

肩巾の設定を前モデルと比較して少し狭めにいたしました。これはお客様のご要望がございましたのと、上着がより肩に乗った感じにするためです。

今回のクラシコモデルの改良におきまして、最も重点を置いたテーマが、日常の動きの中での着やすさの追求です。スーツのフィッティングがタイトになってきている昨今、腕を前に出す、上に上げる、そういった基本の動きをストレスなく行えるよう肩回り、アームホールの形状を改良いたしました。

前モデルと着比べていただくと、着やすくなったことを感じていただけると思います。

当店のス・ミズーラのパターンメイキングの特徴は、ただ単にお客様の体に合わせていくというだけではなく、スタイル性を重視してパターンメイキングを行っているという点です。身体にはピッタリだけど何か格好悪いというのはイヤですもんね。

そして当店のス・ミズーラは仮縫いをお付けする事が可能です。仮縫いを通じてシルエット、デザイン、サイズ感等をご確認していただけますのでご安心です。

もちろんディテールに於きましてもお客様のご要望をお伺いする事が可能です。

お仮縫いまで約1週間、本縫い3週間。ご注文より1ヶ月でお客様にご満足いただける1着をお作りさせていただきます。

以上Part3では”クラシコモデル”の特徴と、当店のス・ミズーラの概要をご説明させていただきました。

かつ店
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2007年08月10日

当店のお仕立て説明Part4

最終日の今日は、当店の最高仕立てであるロイヤルをご説明させていただきます。

ちなみに、以前の写真もそうですがクリックしていただきますと大きくご覧にいただけます。

"ロイヤル"
ロイヤルの縫製は職人によりますハンドメイド縫製です。ロイヤルクラスの特徴は、何と言っても、全てにおいて制限が無く、完全にお客様独自の仕様で1着を仕立て上げるところにあります。自店併設の裁断室で職人が型紙を一から起こす完全なるフルオーダーであり、縫製においては衿芯も職人が手でハ差しを行うハンドメイドの丸縫いです。

肩のイセ量は最低でも2センチは入れて、前肩に仕上げていきますので、肩に沿い、非常に軽く、着易い仕上がりとなります。また毛芯はすべてイタリア製部材を用い、当店の縫製に合ったオリジナル毛芯に仕立てて使用しています。

当店のこのクラスはハウススタイルを前面に打ち出すやり方をとっておりません。お客様との打ち合わせの中でしっかりご希望をお伺いし、クラシコ系から英国調まで全てに対応していきます。パターン、縫製共に当店の技術を余す事なく盛り込んだ、当店の真骨頂です。

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ご紹介させて頂いた上衣は3B×1と2B×1ピークドラペルでいずれもロイヤル縫製です。この2点は私の着用品の為、反身補正と撫肩補正がはいっています。少し人体に乗り難くなっています。共にフラノ素材ですので肩のイセは2.5センチ入っています。

縫製工賃:¥145,800〜(税込、仮縫い付)


4日間に渡り、当店の4つのお仕立ての違いをご説明させていただきましたが、おわかりいただけましたでしょうか?まだまだ不十分でわかりにくい部分もあるかと思います。お客様にとりましては最も知りたい部分であるにもかかわらず、なかなかうまくご説明ができていませんでした。また、お客様がお仕立てを他店と比較される場合においても、お店ごとにそれぞれご説明の仕方も違いますので、頭を悩まされることだと思います。
今回の当店のお仕立て説明でわかり難い部分等がございましたら、ブログのコメント、もしくは個別にメールいただければご返答させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。



予告編:最近、英国調の・・・というご要望が多くなってきております。後日、”砂時計シェープ”シリーズといたしまして、以前にブログで仮縫いでのご紹介させていただいた"トニックのサンプルスーツ"と、当店のお客様のスーツで現在中縫い中の模様ををアップする予定です。
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2007年08月09日

当店のお仕立て説明Part3

今日は、HP上での説明では今一つきっちり説明が出来ていませんでしたカスタム・スペシャルをご説明させていただきます。

<カスタム・スペシャル>
カスタム・スペシャルの縫製は、上衣は次回ご説明する”ロイヤル”の職人によりますハンドメイド縫製で、パンツは前回ご説明しました”カスタム”のファクトリー縫製になります。上衣の縫製を重視される方や、予算を少し抑えたいというお客様にお薦めさせていただいております。

例えば、ハンドクラスの上衣の着心地は非常に気に入っているが、営業職の外回りでパンツを酷使するので2パンツが必要なので、今回は仕立て代を抑えたいといったお客様や、パンツは既成品でもさほど問題はないが、上半身に癖があり上衣はきちっとハンドメイドで作りたいといったお客様にお薦めさせていただいております。

また、ジャケット&パンツをご注文の場合に、パンツはファクトリー縫製で構わないとご希望されるお客様もたくさんおられます。どうしてもパンツは上衣に比べて傷みが早いですので仕立て代を抑えて2パンツにというお客様が多いです。

カスタム・スペシャルの上衣はもちろん自店併設の裁断室で職人が型紙を起こす完全なるフルオーダーであり、縫製においては衿芯も職人が手でハ差しを行うハンドメイドの丸縫いです。このカスタム・スペシャルは特に夏場になりますとご要望が増えて参ります。

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(カスタム・スペシャルの上衣は明日ご説明させていただきますロイヤルと同じハンドメイド縫製です。今日ご紹介する上衣はダブル6B×2です。)

縫製工賃:¥129,600(税込、仮縫い付)

次回は当店のロイヤルクラスのお仕立ての詳しいご説明をさせて頂きます。
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2007年08月07日

当店のお仕立て説明Part2

今日は、ス・ミズーラではカバーしきれない部分を一から作るカスタムをご説明させていただきます。

<カスタム>
カスタムの縫製はス・ミズーラと同様ファクトリー縫製となります。同じファクトリー縫製であるス・ミズーラとの大きな違いは、カスタムにはベースの型紙が無く、一からお客様一人一人の型紙をお作りするところにあります。

このクラスからは自店併設の裁断室でカッターが型紙を作成いたしますので、縫製までの過程はほぼハンドメイドのフルオーダーと同じになります。ただファクトリーでの縫製を前提とした型紙になっていますので各部のイセの量などはハンドメイド縫製の型紙とは違ってきます。

このカスタムはス・ミズーラで使用しているベースの型紙ではデザイン的、サイズ的に対応出来ない方や、よりオリジナリティのあるスーツをお求めの方で縫製はファクトリー縫製でOKという方にお薦めです。よくある例としましては、お客様が気に入られているスーツや雑誌の写真を参考に型紙をお作りさせていただく、といったかたちです。

ファクトリー縫製でお作りさせていただく場合、お客様のイメージをしっかりお伺いし、ス・ミズーラとカスタムのどちらがベストかご提案させていただいております。

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(シングルのピーク衿、そしてかなりロープドショルダーのきつい仕様の為、ス・ミズーラの型紙では対応することができませんでしたので、型紙を一から起こすカスタムでお作りしました。)

縫製工賃:¥97,200(税込、仮縫い付)

次回は当店のカスタム・スペシャルクラスのお仕立ての詳しいご説明をさせて頂きます。
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2007年08月06日

当店のお仕立て説明Part1

最近、多くのお客様からメールやお電話などで、当店の縫製仕様についてのお問い合わせをいただいております。そこで今一度ブログ内ではございますが、当店の4つの縫製仕様の内容を補足し、お客様がイメージされているスーツに合った縫製仕様を選んでいただけるよう詳しくご説明させていただきたいと思っています。

当店の縫製仕様は大きく”ファクトリー縫製”と”職人によりますハンドメイド”の2つに分かれます。そして、そのパターン上、縫製上の制限や、縫製の組み合わせによって、”ス・ミズーラ”、”カスタム”、”カスタム・スペシャル”、”ロイヤル”の4つのクラスに分かれています。
それでは、それら4つの縫製仕様がどのように違うのか、4日間に渡って1つづつ詳しく説明させていただきたいと思います。

まず今日は、当店で若い方や初めてオーダースーツをお作りになる方に人気のあるス・ミズーラをご説明させていただきます。

<ス・ミズーラ>

ス・ミズーラの縫製はファクトリー縫製で、国内トップレベルの縫製工場を使用しております。クラシコイタリアテイストで、オーソドックスで癖のないスタイルを特徴としています。
当店が作成しましたオリジナルの型紙をベースに、お客様のサイズやお好みを反映しそこに体型補正を加えてお客様一人一人の型紙を作成いたします。また体型補正には制限は無く、ミリ単位の複合補正も可能です。
ス・ミズーラはパターンオーダー的な要素もございますが、当店のス・ミズーラの一番の特徴は何と言っても仮縫いをする事が出来ることです。

仮縫いとは、本縫いまでにサイズ、デザイン、補正などを確認する行程のことで、ご注文をいただいた生地をお客様の型紙で裁断し、しつけ糸で仮り付けしたものをお客様に着ていただきます。仮縫いが終わりますと、お洋服は一旦ばらばらにし、修正した新しい型紙で裁断し直します。

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ス・ミズーラは価格的にも4つの縫製仕様の中で最もこなれていますので、オーダースーツを初めて作られる方や、生地を決めてすぐ縫製する”直縫い”に不安な方には、仮縫いの出来るこのス・ミズーラをお薦めしています。
ゲージサンプルを40〜56までの9サイズ、型はシングル2B×1、3B×1、3B×2、ダブル6B×2の4型ご用意しておりますので、ご来店時にご着用していただき、サイズ感やデザインをご確認していただく事が出来ます。オーダースーツが初めての方でもゲージサンプルをもとにお話を進めさせていただくとイメージに近いスーツをお作りする事ができますのでご安心してお作りいただけると思います。

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(この上衣は実際にス・ミズーラのゲージとして使用しているものです。型はシングル3B×1です。ゲージですので補正等は入っておりません。)

また、デザイン面においても衿幅の変更やゴージラインの上げ下げ、ボタン位置の変更等フルオーダーに近い感覚で変更が可能です。ディテールにおきましては、本切羽、台場、AMFステッチ(フロント、上衿、腰P、胸P)、本水牛ボタン等標準仕様となっております。

縫製工賃:¥54,000(税込)、仮縫付は別途¥16,200

お仕立上り価格:¥74,800〜(仮縫なし、税込)

次回は当店のカスタムクラスのお仕立ての詳しいご説明をさせて頂きます。
posted by Tailor KATSURA at 14:37| Comment(4) | TrackBack(0) | クラス別お仕立説明