2011年01月23日

『Loro Piana S/S2011 COLLECTION』 入荷いたしました!!

ロロ・ピアーナの2011年春夏の生地&バンチが入荷して参りましたのでお知らせいたします。

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最初に、ロロ・ピアーナからうれしいお知らせがございます!!

今年の春夏より、『TASMANIAN(タスマニアン)』、『SUMMER TASMANIAN(サマー・タスマニアン)』のウール原毛が『Super130's』から『Super150's』にランクアップされました!!(価格はそのままです!!)

ロロ・ピアーナの春夏の看板商品としてさらに磨きがかかったという感じです。

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『TASMANIAN(タスマニアン)』は250g/mとオールシーズンお召しいただける商品です。品質においては、高級感、光沢、風合い、どれをとっても一級品です。

『SUMMER TASMANIAN(サマー・タスマニアン)』には10%のシルクが入り、光沢感がいっそう際立ちます。この『サマー・タスマニアン』はロロ・ピアーナが扱うツイル(綾織り)素材の中では最軽量素材となります。

そしてもう一つの話題がございます。

春夏素材の最高級商品として、『SUMMER WISH / 95% Super170's WOOL 5% SILK』が新たに登場いたしました!!

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Super170'sのウール原毛に15デニールのシルクをフィラメントした最高級ラインです。ウエイトは210g/mと初春からお召しいただけるバランスの良いウエイトに仕上がっています。

その他、ジャケット素材も充実しています。

今年のロロ・ピアーナのジャケット・コレクションは、ブラウン、ライト・ネイビー、ブルーといった色が多く使われています。

夏場は敬遠さらがちなブラウンですが、例えば『50% WOOL 25% SILK 25% LINEN』といった素材ではその色の出し方は非常に繊細で軽快なイメージです。

どれをとっても、とっても『イタリアン』な(笑)ロロ・ピアーナの春夏コレクション、是非ご覧いただきたいと思います。

かつ店
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2010年12月11日

Qiviuk(キヴィアック)でトレンチコート!!

今日はQiviuk(キヴィアック)という素材をご紹介させていただきたいと思います。

「キヴィアック? はじめて聞いたで!」という方も多いのではないでしょうか。

まずはメーカーの素材説明から。

「『キヴィアック』とは、カナダ北極のツンドラ地帯に生息する麝香(じゃこう)牛の産毛の中から選りすぐった、内側のきめ細かい毛を指すイヌイットの言葉です。『キヴィアック』は、世界で最も柔らかく暖かい贅沢な繊維の一つです。
 カナダ北極地方のイヌイットの人々は、この北方で伝統的な「ウミングマック」(彼らの言葉で麝香牛を指し、髭のある者の意)から、これらの美しくきめ細かい産毛を採取します。
 自然との調和に対して強い信念を持つ彼らは、とても注意深く野生の麝香牛の数を管理し、絶滅の恐れの無いように、それらの生存数を確保しています。」以上

イヌイットの人々にとって麝香牛はとても大切な動物であり、しっかり種を守っていっているんですね。

説明文からは、か弱い動物のイメージがするかもしれませんが、見た目はイカツくビックリします!
この動物から「本当に柔らかい毛が取れるの?」と思うくらい見た目がイカツいです!・・・笑

この素材を使ったトレンチコートのご注文をD様にいただきました。

Dさまは何回かご来店になり、生地をご覧になられていたのですが、この生地が頭から離れなくなりご注文をされたということです(笑)。

私はそのイカツい風貌が頭から離れなくなりました(笑)。

冗談はさておき、『キヴィアック』素材のヘリンボーン柄の生地をご覧下さい。

こんな感じです       少しアップで
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さらにアップ!       大アップ!!
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68% WOOL / 32% QIVIUK 505g/m

イカツい麝香牛の”産毛” → 独特の風合いの素材 → トレンチコート

何だか面白いですね!

まさか麝香牛も「オレ様の産毛がトレンチコートになっている!」とは思っていないでしょうが(笑)。

かつ店
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2010年12月01日

『Robert NOBLE(ロバート・ノーブル)』のご紹介!!

今日はスコットランドのツイード、『Robert NOBLE(ロバート・ノーブル)』の生地をご紹介させていただきます。

生地は3種類のウエイトがあります。
・310g/m 100% WOOL
・355g/m 96% Wool / 4% CASHMERE
・400g/m 100% WOOL

色柄は全部で28種類です。

ヘリンボーンです。(310g/m 100% WOOL)
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ウインドウペーンです。(310g/m 100% WOOL)
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チェックです。(310g/m 100% WOOL)
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ネップです。(355g/m 96% Wool / 4% CASHMERE)
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2センチ巾のヘリンボーンです。(400g/m 100% WOOL)
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ブロークン・ヘリンボーンにオーバーペーンです。(400g/m 100% WOOL)
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ツイード素材は伝統的な色柄が多く継続して織られていることも多いので、いつの時代でも流行に左右されること無く着ていただける定番的な素材です。

ですので、「今年はどうしようかな・・・来年もあるかな」とご心配の方も大丈夫ですよ!

保存版のブログとして置いておいてください。

とは言ったものの、今年のご注文お待ちしています(笑)!!

かつ店 
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2010年09月28日

DONEGAL TWEED 『MAGEE』(ドニゴール・ツイード『マギー』)のご紹介!!

今日は、Made in IRELANDのドニゴール・ツイード『マギー』のコレクションをご紹介させていただきたいと思います。

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柄自体はごくオーソドックスなツイードの柄ですが、生地のウエイトが小刻みに設定されているのが特徴です。

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グラムで言いますと、
390g/mから始まって、420g/m、450g/m、490g/m、550g/m、そして610g/m、さらに何と!660g/mまでのコレクションです。

そしてこの超ヘビー級の660g/mは日本初上陸でもあります!!

この超ヘビー級ツイード、一言で言うと、『ごつい』です(笑)。

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660g/m(カラーネップがかわいいです)

下の二点は610g/mです

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お値段は、シングル・ジャケットで
¥75,600〜(ス・ミズーラ、税込み)となります。

微妙な生地感にお応えできるドニゴール・ツイード『マギー』、
いかがでしょうか!!

かつ店
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2010年09月06日

ゼニア製裏地、新柄のご紹介!!

この秋冬より、ゼニアの裏地に新柄が登場いたしました。

なんと! ホリゾンタル・ストライプです。

お客様には、「タテ・ストライプじゃないの? ホントにヨコ?」
と言われたりもするのですが(笑)、『本当にヨコ・ストライプ』です。

裏地見本が小さいこともあり、「どんな感じになるんかなぁ?」と皆さん様子見でいらっしゃいますので、今日はお客様が選ばれました『黒ベース』の裏地をご紹介させていただきたいと思います。

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全部で6色展開です。

素材はキュプラ100%です。

いかがですか? 面白い感じではないでしょうか?

裏地選びはどうしても慎重になりがちですが、いつもとは違った感じの裏地を付けると、気分も変わっていいかも知れません。

私なんかは、店に余っている裏地を、余り深く考えずに『派手〜地味』まで何でも付けちゃうのですが(笑)、意外な組み合わせが、意外によかったりすることもあったりします。

いつもよりちょっと冒険して、『裏地で気分転換』、いかがでしょうか!

かつ店
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2010年08月07日

INNES CHAMBERS『Midnight Blue』(インネス・チェンバース『ミッドナイト・ブルー』)!!

今日は、先日Y様にご注文をいただきました、インネス・チェンバースの『ミッドナイト・ブルー』の生地をご紹介させていただきたいと思います。

Y様はご結婚式用に、そして普段にも着れるスリーピースをお考えでいらっしゃいました。

いつもはイメージを持たれてきてお作りになるY様なのですが、
今回は「あまり考えていないんです・・・笑」ということでしたので、『ミッドナイト・ブルー』の生地をお勧めさせていただきました。

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その他、チャコールグレー、濃紺、黒などの生地と比較されて、
「この微妙な色がいいですね!」と、インネス・チェンバースの『ミッドナイト・ブルー』の生地をお選びになられました。

よく、「ミッドナイト・ブルーってどんな色ですか?」というご質問を受けます。

ウイリアム・ハルステッドの『スーパーブラック』と並べて撮ってみましたので、ご参考にされて下さい。

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ちなみにY様は、ベストを共生地の他に、シルバーグレーの生地でもう1着お作りになられました。

シルバーグレーのベストを着用すると、ぐっとフォーマル度がアップします!!

ご婚礼シーズンに向けて、シルバーグレーのベスト、オススメです!!

かつ店

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2010年08月05日

2010-11 ゼニア秋冬生地 入荷いたしました!!

Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)社の、2010-11年秋冬生地のニューコレクションが入荷いたしました。(生地画像・詳細はこちらです

ここ数年、ゼニアのコレクションは『渋め』で統一されておりますが、今秋冬物もその傾向は続いております。

一見おとなしく感じる『色・柄出し』ですが、仕立て上がると程よく存在感があり、大人の落ち着きを感じさせるスーツへと生まれ変わります。

生地の個性を全面に強く打ち出す生地デザインではなく、落ち着いた仕立て上がりを計算された、大人の雰囲気のあるラインナップです。

そこには『着る人が主人公である』といったゼニアの物作りの理念を感じます。

今年で創業100周年を迎えるエルメネジルド・ゼニア社は、100周年を記念して、『TRAVELLER(トラベラー)』と『HERITAGE(ヘリテージ)』に『100周年記念モデル』を出しています。

そのコレクションには『1910 CENTENNIAL 2010』と題された、従来よりも深みのあるワイン色の特別な生地マークが用意されています。

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また、今年のゼニアの秋冬生地の特徴の一つに、『少し明るめのネイビーボディ』があげられます。

色の出し方はシリーズによって差はありますが、ひと捻りしたネイビーボディにご注目下さい。

生地バンチの入荷は少し先になりますが、ご紹介させていただいた画像の生地は店内にございます。

是非現物をご覧頂きたいと思います。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

かつ店
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2010年08月03日

TARTANS!!

今日は、『HARRISONS(ハリソンズ)』の秋冬用のパンチシリーズの中から、『TARTANS』をご紹介させていたきたいと思います。

『TARTANS』はタータンチェックのシリーズです。
タータンチェックと聞くと、『ブラックウォッチ』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。代表的な柄ですよね。私も大好きな色柄です!!
街中でも、様々な商品にその柄が使われています。

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・・・理由はわからないのですが、『タータンチェック』って、何かホッとする柄で、小さい頃から『タータンチェック』が好きでした・・・何ででしょうね?(笑)

個人的な話はさておき(笑)、
『タータンチェック』には、各々の色柄に名前が付いています。
例えば『ブラックウォッチ』というように。

今日はその、『TARTANS(タータンズ)』の全柄を、どっとご紹介させていただきたいと思います。
(いくつか名前を覚えておくとカッコいいかもしれませんよ・・・笑)

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左:Thistle        右:Gordon

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左:Black Watch      右:Purple Watch

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左:Royal Stewart     右:Black Stewart

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左:Hunting MacLeod   右:Maple Leaf

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左:Princess Mary     右:Red Robertson

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左:Dress Stewart     右:Royal Stewart

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左:MacDonald      右:Farquharson

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左:Dress Gordon     右:Lindsay

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左:Black Watch      右:Brown Watch

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左:Buchanan       右:Erracht Cameron

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左:Earl Of St.Andrews

いかがでしたか?

よく見かける柄や、知っている名前もあったのではないでしょうか?

先日お客様から聞いた話ですが、街中でジャケット&パンツ上下とも『ブラックウォッチ』で身を固めた方を見かけられたそうです。

上下ともチェック柄はちょっときついかもしれませんが(笑)、ジャケット、パンツ単品はとてもいいと思います。

ジャケットは丈を少し短めにするのもいいですし、パンツはタイトにしたり、裾をフレアーにするのもいいと思います。石川遼ふうのゴルフパンツも良さそうです!

『タータンチェック』、一度チャレンジしてみませんか?

P.S:明日(8/4)ゼニアの生地が入荷いたします。
生地画像は8月5日(木)アップの予定です。
お楽しみに!!

かつ店










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2010年06月26日

検証、『COOL MAX』『ICE COTTON』!!

今日は『COOL MAX』・『ICE COTTON』素材のシャツ生地で作りましたオーダーシャツの『着用感』を検証してみたいと思います。

検証しましたのは当店のスタッフです。

検証日時:6月17日、午後2時30分頃〜
検証場所:大阪市中央区心斎橋界隈
天気:快晴
外気温:32度(ヤン坊マー坊天気予報HPより)

検証内容
・『COOL EFFECT(スーツ) + COOL MAX(シャツ)』、『COOL EFFECT(スーツ) + ICE COTTON(シャツ)』の組み合わせで、約15分間心斎橋界隈を練り歩きました(アーケード内は歩かず、早足で歩いてもらいました)。

・出発前にシャツの表面温度を測り、帰店後にシャツの前身と背中(汗をかいている辺り)の温度を計測いたしました。

・上着を脱いでシャツ一枚での検証も行いました。

出発前に測ったシャツの表面温度は、

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・『COOL MAX』(画像左)は29.7度
・『ICE COTTON』(画像右)は30.1度
となっています。

帰店時のシャツ表面温度です。

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・『COOL MAX』の前身/29.8度、背中/30.0度

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・『ICE COTTON』の前身/32.2度、背中/30.6度
という数値になりました。

『COOL MAX』の表面温度があまり上がっていないことに注目です!

次に、数値では表せない『着用感』をレポートいたします。

生地を触った感じでは、『COOL MAX』・『ICE COTTON』ともに綿100%のシャツと特に違いを感じません。
触ったとたんに「冷たー」ということはありません。(そんなシャツ着てたら風邪をひいてしまいますね・・・笑)

では実際素肌に着用してみますと、『COOL MAX』はごく普通の感じなのですが、『ICE COTTON』は、「んっ、何か涼しく感じるぞ!」とひんやり感があります。

『ICE COTTON』の素材の特徴であるシャリ感が、涼しく感じさせているのかも知れません。
ツイルなどではその生地感がウォーム感につながってしまうのと逆の感じです。

さて、炎天下の心斎橋を歩き始めると(意識的に早く歩いてもらいました)、さすがに汗をかいてきます。

前回のブログでご紹介させていただきましたように、確実に『COOL EFFECT』には生地の表面温度を下げ、上着の内側の温度も下げる効果があるのですが、上着の内側の熱のこもりは避けれません。

少し汗をかき始めたタイミングで、今度は上着を脱いで『COOL MAX』素材のシャツに直射光をあてて検証し始めました。
すると、
「あれ、なんか涼しくなってきた感じが・・・」
上着を脱いだ涼しさとは別にプラスα涼しくなっていく感覚があります。
シャツの表面を触ってみても、サラッとしていて、直射光があたっている割には余り熱さを感じません。

『ICE COTTON』も同様に試してみましたが、『COOL MAX』のような感じはありませんでした。

これは『COOL MAX』素材の特徴である『速乾性』によるものではないかと思います。

シャツの汗が蒸発(速乾)する時に生地の熱を奪って蒸発しているのではないでしょうか?(かつ店の想像です)

上着を着ていても速乾性の効果はあると思いますが、上着を脱ぐことによってより速乾性の効果が高められ、そう感じたのではないかと思います。風邪が吹いてくるとさらに効果が高まります。

検証の結果をまとめてみますと、
・『COOL EFFECT』は生地表面の温度を下げ、その結果上着の内側の温度を下げてくれます。上着ばかりに気がいっていましたが、以外にパンツがサラッといい感じです(オススメ!)。

・『COOL MAX』には確かに速乾性があります。汗を素早く乾かす効果があります。ベタつきにくいのでサラッと感があり涼しく感じさせてくれます。

・『ICE COTTON』はシャリ感があり、そのドライなタッチが涼しさを感じさせてくれます。

以上、当店スタッフが実際に着用し『体感』した感想です。

残念ながら現段階では、『炎天下のもと、タイドアップしても、汗ひとつかかず快適に過ごせる』なんて言うスーツやシャツは存在しません。しかし各アイテムのこうした新素材の開発により、確実に快適になっていることは間違いありません。

いつの日か、真夏でも、快適に過ごすことができるスーツスタイルをご提案できること夢見て、今回のレポートを終らさせていただきたいと思います。

かつ店
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2010年06月17日

検証、『ゼニア・COOL EFFECT』!!

早いもので、沖縄での『COOL EFFECT』の体感実験から2ヶ月が経ちました。
あの時は・・・気候が悪く・・・パッとしたご報告が出来ませんでした(謝)。

大阪の気温も、日中30度を超えるようになり、実験をするには十分な気温になってきました。

しかし大阪も梅雨入りし、なかなか実験日和の日がありません。

ところが今日は梅雨というのを忘れてしまいそうな快晴!
「この日を逃せん!」
ということで、急きょ本日『COOL EFFECT』と、シャツ生地『COOL MAX』『ICE COTTON』の検証を敢行いたしました!!

今日はまず、『ゼニア・COOL EFFECT』の検証結果をご報告させていただたいと思います。ちょっと長いですが(笑)お付き合いよろしくお願いします。

前回の沖縄実験後、お客様に「あの温度計じゃ、正確に測れんやろ」と忠告を受け、
今回新たに、『触れずに測れる温度計』なるものを購入いたしました。
(棒温度計も使いますけどね・・・笑)

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この温度計を使うと、『ピィピィッ』とやるだけで、簡単に生地の表面温度が測れます。
(こんなのがあったんですね。何でも測れて面白いですよ!)

それではまずは、今回の実験にエントリーするスーツ生地をご紹介させていただきます。

:

左より
1.『ゼニア・COOL EFFECT』(明るいブルーです)
2.『ゼニア・TROPICAL』(1.より少し濃い色目です)
3.『ゼニア・COOL EFFECT』(濃紺です)
4.『ゼニア・SOLTEX』(チャコールグレーです)

『1と2』は明るめの生地での比較、『3と4』は濃いめの生地での比較という意味で4点エントリーしています。

まずは実験前に、室内で各スーツの表面温度がいったいどのくらいあるのか測ってみました。

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置いてある場所がバラバラでしたので、最初測った時は表面温度が違っていたのですが、しばらく置いておくと、ご覧の通り全て表面温度が同じになりました。

いよいよ実験開始です。

実験は午後2時から、弊社屋上で行いました。(店は他のスタッフに任せて一人汗をかきかき・・・)

外気温は32度(ヤン坊マー坊天気予報のHPより)

上着を並べて天日干し状態にします。

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屋上の床を測ってみると50.2度ありました。(何でも『ピィピィッ』です・・・笑)

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右から2点は、上着の内側に『棒温度計』を忍ばせてあります。

20分ほど放置して、表面温度を『ピィピィッ』とすると、

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外気温よりスーツの表面温度は10〜20度高くなっています。

そして『1と2』で7.8度差、『3と4』で6.1度差という結果がでました。

当店の実験では、ゼニアが言う「10度表面温度を下げる」というところまでは差がでませんでしたが、確実に『COOL EFFECT』の方が表面温度が低いという結果となりました。

また、生地の色目による温度差が予想より大きかったのには驚きました。
やはりダークスーツの方が表面温度が高いんですね。(当たり前か・・・笑)

なかでも、4番の濃紺の『COOL EFFECT』が、色の薄い2番の『TROPICAL』よりも表面温度が3度近くも低かったのはすごいことだと思います。

色の濃さは違いますが、1番の『色の薄いCOOL EFFECT』と4番の『色の濃いSOLTEX』とでは10度以上の温度差がありました。
これは手で生地の表面を触るだけで、その温度差が十分にわかるレベルです。

さて内側に忍ばせておいた温度計の方は、

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とやはり『COOL EFFECT』の内側の方が、『4度低い』とう結果がでました。

『COOL EFFECT』、内・外共に温度を下げています。

ゼニアの発表を疑っていた訳ではありませんが(笑)、こうして実際に実験してみると、胸がスゥーっとしました。
確かめてもいないものを「ゼニアはこう言っています・・・」なんてお客様にご説明していましたので、何だか気持ちが悪かったのです。

スッキリしてよかったです(笑)。

次回のブログでは、『COOL EFFECT』スーツの下に、シャツ生地『COOL MAX』と『ICE COTTON』を着比べて、このコンビでどう感じるかレポートしてみたいと思います。

お楽しみに

かつ店
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2010年05月11日

2010春夏人気素材 &『第2回 ブログ de クイズ』第1問目!!

春物の立ち上がり時期に、「今年は『モヘア混の生地』が人気があります!!」 とご紹介させていただきました。

あれから2ヶ月ほど経ちましたが、当店の人気素材を振り返ってみました。

・傾向その1:『モヘア混の生地』は継続して人気があります。
・傾向その2:光沢のある素材(シルク混など)が人気があります。
・傾向その3:ウール100%素材では、ゼニアの『クール・エフェクト』が断トツの人気です!
・傾向その4:マーチンソンの『2ply』、こちらも人気が高いです。

そして今日は、先日ご注文をいただきました、『マーチンソン 2ply Wool/100% 280g/m』をご紹介させていただきたいと思います。

ベタの紺地ではなく、微妙に濃淡があり、何とも味のある色です!

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『ハリ・コシ・ガッツリ』系の素材は大好きだけれど、「さすがに『マーチンソン 450g/m 3ply』は夏場きつそうだなぁ・・・」と二の足を踏んでおられるお客様に、「この生地はいかがですか?」とおすすめさせていただいております。
『450g/m 3ply』の雰囲気を残しつつ、より夏場まで引っ張れます!!

当店の人気素材のご紹介でした。


お待たせいたしました。

『第2回 ブログ de クイズ 』を本日のブログよりスタートさせていただきます。
(やるそ!と言ってから時間がたってしまいました・・・スイマセン)

今日は初日ですので、やさしい問題から始めますね!

それでは第1問目を出題させていただきます。
三択です!答えを一つ選んで下さい。

ーー問題1ーー
「昨年プレタで話題となり、今年鳴り物入りでオーダー生地に登場しました、『エルメネジルド・ゼニア』社の生地表面温度を10度下げる効果があるとされている、夏用の生地シリーズの名前は何と言うでしょうか?」

 1. 『COOL EFFECT(クール・エフェクト)』
 2. 『COOL MAX(クール・マックス)』
 3. 『COOL BIZ(クール・ビズ)』

のうちどれでしょうか? 答えを1つ番号でお選び下さい。

ヒント:ブログで何度かご紹介させていただいています(今日もかな?)。

【ちょっと豆知識】
生地の表面温度を10度下げる効果があるとされている『エルメネジルド・ゼニア』社のこの生地は、生地に特殊加工をして紫外線を反射させているそうです。この加工技術を持つ工場と『ゼニア』との契約が3年間となっており、来年(2011年春夏)までとなります。それ以降は他の生地メーカーも同等の加工をした生地を打ち出してくると思われます。ちょうど『ゼニア』が『マイクロンスフィアー』という撥水性のある生地を打ち出してきた時のように・・・。
私的には「20度くらい下げてくれる生地を開発してくれないかなぁ」と思っておりますが(笑)。

かつ店
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2010年04月18日

ストレッチ・コットンご紹介!!

今日は、SONDRIO(ソンドリオ)社のストレッチ・コットンをご紹介させていただきたいと思います。

素材はCOTTON 97%/LYCRA 3%で、10色展開になっています。
ライクラが3%入っているだけで、ほんとこれが結構伸びるんです!
(ビヨーンと伸びますよ・・・笑)

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タイトなパンツなど、その『のびのび効果』を実感していただけると思います。

見た目には普通の綿素材ですが、ここ一番の時にビヨーンと伸びてくれます(笑)

当店のス・ミズーラでパンツのお仕立て上がりが¥28,350からとなっております。

『伸びて安心・快適!ストレッチ・コットン』でタイトパンツなどいかがでしょうか(笑)。

かつ店
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2010年03月16日

モヘア混素材ご紹介!!

今日は、前回のブログに引き続きモヘア混素材を3点ご紹介させていただきたいと思います。
(紺・グレー系の無地にしぼってご紹介させていただきます)


Tailor & Lodge(テーラー&ロッジ)
70% Super 100's Wool & 30% Summer Kid Mohair 235g/m

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Scabal(スキャバル)
70% Super 100's Wool & 30% Kid Mohair 240g/m

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Harrisons(ハリソンズ) : SUMMER CAPE KID
60% Summer Kid Mohair & 40% Super 100's Wool 240g/m

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ハリソンズはずらりとグラデーションになっています。圧巻です!

どちらも似たコンポジションですが、触ってみると少しづつ感じが違います。
無地の素材を、微妙な色の違いや風合いの違いで選ぶのは、ほんと迷ってしまします。
迷い始めると段々わからなくなってきますので(笑)、そんな時は日を変えて仕切り直した方がいいように思います。

迷うのも楽しいものですので、皆さんも迷ってみませんか(笑)?

かつ店

PS : 第2回目の”ブログ de クイズを” 近いうちにやろうかなと考えています。
こちらもお楽しみに!!
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2010年03月14日

今年の傾向!!

暖かくなったり、寒さが戻ったり、皆さんご体調を崩されていませんでしょうか?

私の家の近所では桜が咲いてしまったりしています。と思ったら六甲山が雪化粧したり・・・。

徐々に徐々に春に向かっていってくれるのが、体調にも商売的にもよろしいようで(笑)。

さて店内はすでに春夏素材に変わっておりますが、今日は立ち上がりのこの時期の、当店で人気の素材についてお話しさせていただきたいと思います。

いくつかの傾向はあるのですが、『モヘア混の生地』人気があります!!

『モヘア混の生地』といえば、その独特の光沢感などから”おっちゃんスーツ”の代名詞みたいなところもありましたが(笑)、いえいえ今年は若い方に人気があります!

モヘア混素材の ”張りコシ・光沢感” が若い方にはとても新鮮なのだと思います。

とは言っても、おっちゃんスタイルに仕立ててしまいますと、従来型の”おっちゃんスーツ”になってしますので、そこはカッコ良く仕立てなければいけません(笑)。

今日は、William Halstead(ウィリアム・ハルステッド/英国)の生地をご紹介させていただきます。

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KID MOHAIR 60% / WOOL 40% 240/260g/mです。

どうですか? ギラッとしていますでしょ、張りコシ感が画像からも見て取れるのではないでしょうか(笑)。

今年のウィリアム・ハルステッドのこのシリーズは、NANO Waterproof加工(=撥水加工)が施されていて、ちょっぴりお得感があります(笑)。

モヘア混素材をお考えのお客様にワンポイントアドバイス!!

モヘア混の生地は、触った感じからとても強そうな感じがするのですが、実は特別に強いというわけではありません。逆に摩擦には弱いので、自転車を乗る機会が多い方などは要注意です。またパンツの折り目を常にしっかりプレスされる方も注意が必要です。あまりプレスを強くかけ過ぎると折り目から痛んできます。
ただTONIKなどの重量級クラスになると話は別ですが(笑)。

ご参考までに。

かつ店
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2010年03月09日

リネンジャケット&コットンパンツ!!

今日の大阪は「何でこんなに寒いの!」と文句を言いたくなる程、急に寒くなりました。寒の戻りですが、ちょっと戻り過ぎです(笑)。

さて今日は、先日O様にご注文をいただきました、ジャケット&パンツの生地をご紹介させていただきたいと思います。

ジャケットはDRAPERS(ドラッパーズ)のLOLLI SUGGESTIONS(ローリー・サジェスチョン)のリネン100%、270g/mでお作りいたします。

このシリーズは、一凝りした色柄出しご特徴で、ドラッパーズのローリー社長自らのコレクションです。

パンツは3月2日のブログでご紹介させていただきました、SONDRIO(ソンドリオ)社の、コットン100%素材のパープル(ブログでご紹介できなかった色です)でお作りさせていただきます。

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ジャケットのパープルのウインドペーンとパンツ色目を合わされています。
(パンツはもう少しパープルががっています。モアレが出てしまいました)

ジャケットは、マニカカミーチャ仕様にし軽く仕立てます。
パンツは細めにして全体のシルエットも細めにさせていただいています。

まだお仮縫いを済ませておりませんので、出来上がりはもう少し先きになります。

出来上がりましたらたブログの方でご紹介させていただきたいと思います。

かつ店

PS:明日第2水曜日は定休日となっております。11日(木)より平常通り営業いたします。
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2010年02月11日

NEW ファブリック ” COOL EFFECT ” by Ermenegildo Zegna!!

今日は、暑い日本、暑い大阪に強い味方!!、なんとスーツの表面温度を10度も下げてしまうという魔法のようなスーツ生地をご紹介させていただきます。(ワクワク・・・笑)

その名も、「COOL EFFECT(クールエフェクト)」!!
エルメネジルド・ゼニアからの新素材です。

coolefct.jpg
(生地画像はゼニア生地紹介のページをご覧下さい)

既にこの生地をご存知の方も多いと思いますが、まずはゼニア社の生地説明文を借りながら、生地特性についてご説明させていただきたいと思います。

以下、ゼニア社の説明文より(一部言い回しを変えています)

” クロス エルメネジルド ゼニアの新しいファブリック「COOL EFFECT(クール エフェクト)」が2010年春夏コレクションより登場いたします。
エルメネジルド ゼニア グループが開発したこの革新的なファブリックは、生地の表面温度を約10度(ゼニヤ社による実験により算出)下げることを可能にしました。これにより外気温が40度の場合でも、体感温度はそれ以下に涼しく感じられます。

「COOL EFFECT」は細さ17ミクロン(1ミクロンは1000分の1)のオーストラリア産ウールを原材料として作られ、生地の染めと仕上げの段階で特別なトリートメントが施されtれいます。この画期的な新ファブリックは、真夏の太陽の下、スーツをまとう男性のスタイルを変え、気温の高い日でも新鮮な空気をスーツ内部に循環させます。

色柄におきましては、無地、チェック、ピンストライプ、などフォーマルからアクティブなスタイルまでお楽しみいただけるようご提案しております。

従来のトロピカルの素材と比較してみますと、まず目付が220g/mから190g/mに、糸の番手も70番から82番(*)に細くなりました。またトロピカルはヨコ糸が単糸使いでしたが、タテ糸・ヨコ糸共に双糸使いとなり、パフォーマンスにも優れた素材へと進化しております。10度温度が下がるという機能抜きにしても夏に快適な軽くてしなやかな素材として注目されています。"
以上
(*昨年の12月16日のブログに糸番手について書いていますので、こちらもご覧いただければと思います)

まさに夢のような素材ですね!

上記は、ゼニア グループによる実験結果をもとにレポートされている生地説明ですが、実は私たちスタッフはまだ炎天下のもとでその効果を自ら実験しておりません。

数値としては表面温度が10度下がることは実証されていますが、スーツを着用して体感としてどのくらい涼しく感じるのか、本当はその当たりをブログに書きたいのですが、残念ながら生地が入荷したのが真冬、サンプルを作っても実験をする場が・・・ という状況です(「サウナで実験するか!」という話もでましたが、「誰がする?」「オレはイヤやで」ですぐ却下・・・笑)

が、しかし!
当店のスタッフが4月の上旬に私用で沖縄に行くという情報をキャッチしました(ニヤリ)。
炎天下とまではいかないかも知れませんが、そこそこの日差しはあると思います。


皆さんも「COOL EFFECT」の実験、興味ありますよね!

ということで、4月の中旬には実験結果をご紹介できると思います(・・・たぶん)。

お楽しみに!!

かつ店
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2010年02月07日

数量限定!復刻 DORMEUIL " TONIK " &" SUPER BRIO "!!

DORMEUIL(ドーメル)の人気素材 " TONIK "(トニック)と " SUPER BRIO "(スーパーブリオ)に、1950年代当時の紡績方法で生産されたモヘア糸を使った、復刻版の" ORIGINAL TONIK 1957 "と " ORIGINAL SUPER BRIO 1958 "が入荷いたしました。

こちらの商品は、数量限定の復刻生地ですので、ドーメルのバンチには掲載されておりません!

現行のラインナップにも”New Tonik”、”Tonik 2000”、”Super Brio”とその名を残した商品はあるのですが、それらは現代風にアレンジされており、当時のハードさを抑えたソフトな仕上がりになっています。

当店在庫のビンテージ・トニックと触り比べてみましたが、この復刻版は当時の風合いをかなり忠実に再現できていると感じました。現行のシリーズでは少し物足りないと感じておられるハード好きのお客様にも、当時の風合いに近いガッツリ感を味わっていただけ、十分満足していただけると思います。生地の張りこし、肉感、光沢どれをとってもグッドです!!

そして何よりうれしいのは、ビンテージではおそらく見つけることのできない紺無地があるということではないでしょうか。

それではドーメル社の生地説明文の言葉を借りまして、これらの生地の特徴をご説明させていただきたいと思います。

以下、ドーメル社の説明文より(一部言い回しを変えています)

DORMEUIL " ORIGINAL TONIK 1957 "
 50% Kid Mohair 50% Wool 390g/m

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「今回ご紹介させていただきます" TONIK HERITAGE "は1957年に発表されたトニックに使用されていたモヘア糸を忠実に復刻し、数量限定で生産したものです。
 当時のトニックに使用されていたモヘア糸はフライヤー紡績という方法で生産されていました。しかしこれは低速紡績機を使用し時間をかけて生産される方法の為、現在ではほとんど使用されていません。(現在は高速紡績機を使用したリング紡績によるモヘア糸が中心です)
 そしてこの" TONIK HERITAGE "の生産にあたり、よりオリジナルに近いトニックにする為、フライヤー紡績モヘア糸を特別生産・使用しました。
当時の企画にそって、メリノウール糸を2PLYでタテ糸とし、ヨコ糸にはこのフライヤーモヘア糸を3PLYで使用しています。
 その結果、限りなくオリジナルのトニックに近い独特の風合い、耐久性、そして重みのある奥深い光沢を合わせ持っています。」

DORMEUIL " ORIGINAL SUPER BRIO 1958 "
 60% Kid Mohair 40% Wool 250g/m

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「現在でもスーパーブリオはドーメルのサマーモヘアトップライン服地として展開しています。
 ただ現在展開されているスーパーブリオと1958年にデビューした当時のスーパーブリオを比較してみると、光沢・手持ち感に違いがあることがわかります。
 この最大の要因となっているのが使用されているモヘア糸にあります。オリジナルのスーパーブリオではフライヤー紡績モヘア糸が使用されていたのですが、現在このフライヤーモヘアは英国にて生産されておらず、高速紡績機を使用したリング紡績モヘアを使用しているからです。
 今回ご紹介させていただきます " SUPER BRIO HERITAGE "は1958年に発表されたスーパーブリオを忠実に復刻し、数量限定にて生産したものです。
 純粋なキッドモヘアとウールを混紡したこの服地は、軽量感(メートル当たり250グラム)とテクスチャによって、暑い国、特にアフリカ、南米、そして日本でたちまち人気を博しました。」
以上

ポイントはモヘアの紡績方法にあるということですね!
今の時代、効率を考えると時間をかけてゆっくりと生産することができないんですね。

百聞は一見にしかず! どうぞ見み、触りに来て下さい!!

かつ店
posted by Tailor KATSURA at 15:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 生地紹介

2010年01月24日

生地紹介、ロロ・ピアーナ「ザ・ウェイブ」!!

2010年春夏用生地が入荷し始めました。

新素材、人気商品、気になる素地等々、順次ご紹介させていただきたいと思っております。

今日は昨年当店で人気がありました、Loro Piana (ロロ・ピアーナ)社の「THE WAVE (ザ・ウェイブ)」をご紹介させていただきます。
(2009年2月18日のブログで「ザ・ウェイブ」の特徴を載せておりますのでこちらもご覧下さい)

「ザ・ウェイブ」は、その微妙な色合いと、抜群の肌触りから昨年当店ではとても人気がございました。

エクストラファインメリノウール Super130'sと超極細シルク(SILK600)を撚り合わせて織った新素材は、柔軟で通気性に富んでおり、湿度の高い日本の夏にはうってつけの素材です。

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先日、ロロピアーナから生地が届き、「ザ・ウェイブ」を手にした時、今年も昨年と同じ感想を持ちました。
「あぁー、サラッとしていて気持ちがいい! これなら日本の夏を乗り越えることができる!!・・・(笑)」
改めてそう感じました。

220g/m、ライトウェイト素材「ザ・ウェイブ」、日本の夏に強い味方です!!

かつ店
posted by Tailor KATSURA at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地紹介

2009年12月16日

”MINOVA” traditional tailor's yarn count &豆知識!!

先日お客様にご注文をいただきました生地を1点ご紹介させていただきたいと思います。

お客様のご要望は、しっかりとした生地感で、グレー地にオーソドックスなストライプ、そしてお手頃価格で(笑)ということでしたので ”MINOVA (ミノヴァ)” の生地をおすすめさせていただきました。

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おすすめさせていただいたこの生地は、ウェイトが370/390gms/mとしっかりとしており、52/2番手という太さの糸を使っていて、とってもいい感じの生地なのです(と言われても、こんな説明じゃ何のことかわかりませんよね・・・笑)。

ということで、メーカーの生地説明をそのまま載させていただきます(笑)。

以下メーカーの説明です。
『1960年〜1970年の20世紀の終盤まで、52/2番手の糸は高級な糸の代名詞とされていました。そしてSAVILE ROWの歴史のあるテーラーの間では、仕立て栄えがし、体に馴染みやすい最適な素材(通称 ”SAVILE ROW yarn count ”)として使われてきたこの生地を、ミノヴァ社が忠実に復刻し、厚手ながら非常に柔らかく織り上げました。” CLASSIC ” と呼ぶにふさわしいこの生地の風合いは、秀逸そのものです。』

ミノヴァ社が52/2番手の糸を使って現代風に復刻した生地なのです!

わかったような、わからないような、”52/2”?、”番手”?・・・ですよね。
気になりますよね(笑)。

では少しご説明をさせていただきますね。

” 番手 ”というのは糸の太さを表し、皆さんがよく耳にするSuper○○○'Sという ”スーパー表示 ” とは別のものなんです。”スーパー表示 ”は原毛の太さ(細さ)を表しています。

原毛を撚って糸にしていくのですが(紡績といいます)、その撚られた糸の太さを番手で表します。(ややこしいですね)

ではその52/2番手の ”52”ですが、
話がややこしくなりますので、毛(ウール)限ってお話ししますね。
毛(ウール)番手は、1000g=1000mというのが1番手というふうに決まっているんです。

わかりやすく言いますと、1g=1m、すなわち1gの原毛を撚って1mの糸にしたのが1番手ということになります。
ですので52番手というのは1gの原毛を撚って52mの糸にしたものということなのです。
そしてその糸を2本からませて双糸にしているのが52/2番手ということになります。

普段お客様とお話をさせていただく時は、Super○○○'Sというご説明はさせていただきますが、○○番手というのはあまりしません(お尋ねされることもありません・・・笑)。

その他の糸で、綿や麻はまた基準が違っていてさらにややこしいんです。

私は数学が苦手ですので、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

それから・・・今回のブログに関するご質問は無しということでお願いいたします・・・笑。

かつ店
posted by Tailor KATSURA at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地紹介

2009年12月01日

人気素材!!

ヘビーウェイト好きのお客様にお見せすると、
「あー、いいですねぇ」と必ずと言っていいほど言っていただけるのが、このマーチンソンのフランネルです。

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ウエイトは400g/mと430g/mの2種類ございます。

画像のスーツ(本日出来上がりましたお客様の三ツ揃えです)と生地見本は400g/mの方ですが、出来上がると数値以上のガッツリ感があります。

私は昨年、430g/mの生地で3ピースを作りましたが、寒がりの私でも、もう少し寒くなってから着ようかなと思ってしまうほどです。

画像のスーツは微妙な色で、生地見本の方の下から3つ目の生地で(こちらの方が色再現が近いです)、生地で見ているとちょっと派手かなと思ってしまうのですが、出来上がると落ち着いた感じになり、「んー、いい!!」と唸ってしまいます(笑)。

一番下のダークブラウンもいいですよ!!
出来上がりにお客様は、「んー、いい!!」と唸っていらっしゃいました(笑)。

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無地のシリーズは、単品パンツにいいです! もちろんスーツでもOKですよ。寒がりの方でもノー・アンダーウェア(笑)でいけると思います。

”寒がりの方用の生地”みたいな書き方になってしまいましたが、決してそれだけではなく、出来上がるとさらに雰囲気が出る、とても仕立て栄えのする生地です。

ただちょっと重いですが・・・(笑)。

かつ店


posted by Tailor KATSURA at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 生地紹介